富岡 2019年3月29日
ウェルネステラス富岡では毎月第4火曜日に社内研修を行っています(*^^)v
今月は 3月26日 19:00-20:30 に行いました♪
講師は 日本産業カウンセラー協会の山口様です。
3月 社内研修
3/26 社内研修「相手も自分も尊重したより良いコミュニケーションについて」日本産業カウンセラー協会上信越支部 山口様に講師をしていただきました。
まず、4つの選択肢がある髪を使い、自分の思う方に丸をつけました。内容は「自分が住むなら?都会・田舎」「愛かお金か」「生まれ変わるなら?男・女」「大勢の友人か少数の親友か」皆さん特に愛かお金かはかなり悩んで丸を付けていました。グループ内で話をして、様々な意見がありましたが、どちらを選んでも、どのような考え方でも悪いわけではないということでした。
介護職員のストレス要因と解消法について
ストレス要因
1.同僚との人間関係
2.仕事量
3.暴力、ハラスメント、クレーム、いじめ
4.上司との人間関係
5.満足できるサービスを提供できない
解消法
1.会話
2.食事
3.買い物
4.旅行、遠出
5.娯楽
このようなストレスにより心身に影響をおよぼすもの《心・身体・行動》よって、仕事にミスがでてしまう。解消法の1位にもなっている会話(コミュニケーション力)をし、組織内の良好な人間関係をつくる事で、働きやすい環境をつくっていく。
コミュニケーション
コミュニケーションとは、社会生活を営む人間が互いに意見や感情を伝達し合う事。言葉・文字・身振りなどを媒介として行われる。
ちょっとしたすれ違いが、日常会話の中にあり、相手に対し不信感や不満が生じる。そのため、相手と自分の〈違い〉〈同じ〉をどちらも大事にし、違いを分かち合い、分からないことをわかろうとすることが、良いコミュニケーションと言える。
主体的な自己表現
・自分の気持ちを大切にする
・相手の気持ちを大切にする
・自分の感情で表現する
・肯定的な表現を用いる
・指示的な表現は避ける
・「ノー」を恐れない
例として…自分のやっている事が間に合わなそうだが、相手に頼まれごとをした時。
「大変そうですね。でも私もこれを終わりにしなければいけないの」と、相手が大変な思いをしている事を心配しながら自分の気持ちも伝える事が必要になる。
DESC法
describe 状況・事実を伝える。
express 意見・考え・気持ちを伝える。説明する。
suggest 提案する。
consequence 結果を示唆する。
日々の日常会話で常にこの方法を考えながら会話するのは不可能だが、頭にいれておく事で、会話の質が上がる。また、言葉の選び方、話す順番などでも印象が変わる。
聞き上手になる
《聴けないききかたをしているときは…》
・話の流れや登場人物のみに興味が向いていて、今話をしている人の気持ちに向かっていない。
・分からないことをそのままにしている。あるいは、思い込みや先入観できいている。
・自分のことに興味が向かっている。
・自分が理解した事を相手に伝えない。
・相手の非言語的表現に気が付かない。
・相手の感情に巻き込まれている。
・言いたくてたまらない(言っている)
《信頼関係を気づくための聴き方》
・相手の身になって(立場になって)聴く。思い込みをせず、自分の考えや意見を脇に置く。
・相手が何を伝えようとしているのかを受け止める(ストーリーや登場人物に振り回されない)
・相手が今どんな気持ちで話をしているのかを聴く(非言語的コミュニケーションを大事に)
・分からないことをそのままにしない。
・理解した相手の気持ちを伝える(あなたは~)
・自分の気持ちを伝えるときには、自分の言葉と感情で(私は~)
今回の研修を受けて
日常会話の中で、自分の気持ちや考えを言うことが最優先だと思っていました。とりあえず言わなきゃ!と何も考えず発言していることの方が多いです。介護の仕事はコミュニケーションがすごく重要で、利用者様との会話や表情の読み取りはとても必要な事です。また職員同士でも今日の出来事や最近の利用者様の様子、仕事の内容をしっかりと伝え合う必要があります。今回の研修で学んだ事を生かし、相手の気持ちを考え、聞く心を持って利用者様・職員と信頼関係を築いていけるコミュニケーションをとっていきたいと思いました。
記事 M
職員の感想
・DESC法について、今まで自分の会話の中で全く取り入れられていなかったなと改めて感じました。
・コミュニケーションの難しさが再確認できてよかった。会話の中で「私は~、あなたは~」というのをうまく使い分け適切な使い方ができるようになると、もっと働きやすくてストレスが軽減できるのだと分かった。職場だけでなく普段の会話の中でも少しずつできることをやっていけたらと思いました。
・相手が伝えようとしている事を理解し聴く事が出来ないと相手のストレスになってしまうので聴く力を養いたいと思った。
・DESC法を簡潔して伝えるのは難しいと思った。どうしても忙しいと自分の感情が1番先に出てしまったり、「見ればわかるじゃん!?」みないな感じになってしまっている。会話は必ず相手がいるから成り立つことで、自分本位の話し方はなるべくしないように気をつけたい。職員同士のコミュニケーション能力がUPすれば仕事の流れもスムーズになると思う。
・今回の研修で自分の話し方、聞き方を改めて考えさせられました。仕事を頼まれると、そちらを優先しなくては…と思ってしまい、つい、やりたい事は後回しになってしまう事もあったけど、DESC法で今の状況を伝えて、自分の思いを伝えてみようと思います。
過去の社内研修
2018年の社内研修もご覧ください。