2022年4月 社内研修「高齢者虐待と不適切なケアについて」

富岡 2022年4月26日

ウェルネステラス富岡では現在、社内研修として毎月資料を配布し、各自で勉強をしています。

4月の研修テーマは「高齢者虐待と不適切なケアについて」です。

勉強した内容を活かし、より良いサービスをご提供していけるよう努力してまいります。

 

《勉強会を受けての感想》※一部抜粋

・不適切なケアについてはなるほどと思わされる部分があった。例にも上がっていたように、食事介助時は利用者様が口を開けてくれなかったりしても、全部食べなきゃお腹空いてしまうのではないか、もっと痩せてしまうのではないかという考えから無理にでも食べてもらおうとしている時もあった。それを利用者様が嫌だと感じるかなど考える必要があるんだなと思った。(職員M)

・利用者様に手を出す事はもちろんいけない事だが、その原因が大事でもある。対応に困る場合は早めに虐待防止委員会で話し合い、職員に周知してもらうようにする。職員教育も大事だと思った。定期的な研修は必要だ。不適切なケアの放置により虐待につながる危険性がある。(職員K)

・不適切なケアは虐待の芽であり、改善していくべきものだが、人手不足で日々の業務もままならない中、指導等なかなか行う時間もなく、どのように対応していったら良いのかわからない。職員も人手不足で、業務多忙でストレスを抱えているのも分かる為、まずは人員確保を行い、職員が心に余裕をもって仕事をできる環境が必要だと思う。また、職員一人一人が自分の接遇等を他人が見たらどう思うか、もう一度自分の業務の仕方を振り返って欲しいと思う。利用者様は友達でも家族でもなく、お客様という事を再度確認して欲しいと思った。(職員N)

・今回の勉強にて、虐待の件数を知り、件数の多さに驚きました。また、いろいろな行為があり、私たちが仕事をしている上で、常に注意して行動しなければいけないと思いました。不適切なケアも、具体的に挙げてあり、自分も注意していき、他の職員がそのようなケアをしていたら、注意出来るようにしていきたいと思いました。高齢者の方が快適に過ごせるよう、適切なケアを心掛けていきます。(職員K)

・資料の中にあった、「感覚がマヒしてしまう」とあったが、確かにその通りだなと思った。その環境の中にずっといると、徐々に違和感や疑問を感じなくなり、当たり前になってしまう、虐待のグレーゾーンはそういった職場環境の中でできてしまうのだなと思った。身体的虐待は身体に傷が残るようなことがあって発見されやすいが、調査で分かっている件数は氷山の一角で、心理的虐待はもっと発見しづらいのだと思う。虐待はあってはならないことで、どんなことも虐待をする理由にはならないが、仕事の忙しさが軽減し、ゆっくりと対応する余裕があれば、利用者様の行動や言葉にイライラする事も減っていくのではないか。職場環境を整え、職員が心に余裕をもって働けるようにしていく必要がある。(職員E)