研修報告書「ACP(人生会議)について考える~看取り・最期の時を共有する~」

富岡 2021年12月15日

12月13日 研修報告書

 

テーマ:ACP(人生会議)について考える ~看取り・最期の時を共有する~

研修先:かぶら在宅療養ネットワークセンター 第3回 在宅医療・介護連携推進事業研修会(オンライン)

内 容:①在宅での取り組みと課題 ②施設における意思確認の取り組みと課題

 

《感想》当施設でも看取りを行っているが、そのたびに私は私たちのエゴではないかと葛藤する。ご家族や親族がいない身寄りのない方の場合は、ご本人の意思確認ができなければ施設に一任される。これで良いのかと考える事がある。ただ、入居当初には必ず同意書を取っており、容体が悪化するにあたっても本人の意思確認ができるうちに話をしたり、日常の中でのコミュニケーションでも話をすることがある。

何年もお世話させていただき、様々な思い入れがあり、ご家族がいらっしゃらなければ、なおさら私たち職員がお見送りをしてあげたいと思う事が、たとえエゴだとしても、できる事を最期までして差し上げたいと思う。今まで何人もの方をお見送りしましたが、慣れるものではない。

研修の中で驚いたのは、亡くなった方と親しかった入所者様がお別れをしているシーンだった。共に生活してきた仲間としてお見送りしてもらうのも有りなのかもしれない。講師の先生の言葉では「医学的知識より思いやりが大事。そういう心を持ってみんながもっと共有していくこと。」多職種との連携、チームが大事だとわかった。

施設でお看取りをするにあたり、相談員として何ができるのかもっと勉強して、エゴではなく、「良いお看取りができた」と思えるような支援を最期までできたらいいなと感じた。

職員I