「社会福祉施設等 施設長・管理者研修」を受講

富岡 2021年1月10日

施設長及び管理者を対象とした、下記内容の研修をYouTubeによる動画視聴にて受講いたしました。

テーマ「施設内における新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ及びノロウイルス等の感染症対策について」

 

研修を終えて…

施設長

研修で学んだ内容を元に、施設ではどのような対応が出来るか(するべきか)という所を変換して考える必要がある。病院であっても施設であっても、心がけるべき点としては同じで、知識として知るだけではなく、職員一人一人が感染対策に向けた心構えを持ち、他人事ではなく自分にも、支援を行う利用者様にも起こりうる、身近なものであると感じることが必要であると思う。今回、新型コロナウィルスの対策が叫ばれる中、例年であれば猛威を振るうインフルエンザの感染拡大が抑えられている結果に繋がっており、現在求められている対応は、感染症という大きなくくりに対しても有効であるので、新型コロナウィルスの感染拡大が沈静化したとしても、感染症対策・対応の在り方として残していきたい。

 

管理者①「病院と施設では設備も違うため、全て同じような対応というのは難しい。しかし、特別な対応が必要というわけではなく、日頃の感染対策、標準予防策の徹底が重要であると思った。徹底した感染対策をするためには、全ての職員の知識・技術を統一・平均化しなくてはいけない。一人でも間違った対応をしてしまうと、そこから感染が拡大してしまう。そのことを全職員が理解し、危機感を持って予防していくことで、感染を防ぎ、利用者様の命を守ることにつながっていくと思う。」※一部抜粋

 

管理者②「コロナウイルス感染症の重症のリスクが高くなるのは肥満、糖尿病、高血圧、高齢者(65歳以上)、精神疾患者など。”いつ誰がかかってもおかしくない”ということであるが、自分も日常生活に注意しなければと思った。もちろん感染予防は必須である。感染症が成立してしまう高齢者と病原体は取り除くことは不可能なので、感染経路を遮断するしかない。また、感染が判明してからの対策では遅い。標準予防策(手洗い・個人予防具・環境清掃)は特別な事ではなく、利用者様と自分を守るために行う基本的な行為である。各予防策を習慣づけるのが大事である。」※一部抜粋

 

管理者③「”第3波が来ている””めずらしくない感染症となってきている”という言葉が印象的だった。発生当初と比べると、何となく”当たり前”となってきた感覚で、怖さが薄れてきていた気持ちがあったので、今回改めて初心を思い返した。私たちは今後コロナと向き合っていかなければいけない、新しい生活様式が継続されていくのかもしれない。冬期になり、インフルエンザとコロナの区別が難しくなり、発熱時の受診の流れが変わってきた。常に新しい情報を得て、落ち着いて対応していかなければいけないと感じた。また、入居者様に関して、新しい療養生活を考えていかなければいけないとわかった。入居者様・職員を守るためスタンダードプリコーションの考えを持ち、感染経路の遮断が重要。感染予防を習慣づけて、定期的に研修等を行い、現場への指導・感染予防策が徹底されているか確認していくことが管理者の義務であると思った。」※一部抜粋

 

管理者④「感染対策について基礎知識はあるが、あらためて学び直す事ができた。感染対策の基礎知識をわかりやすく説明してあり、今後の施設での指導等にも活かしていきたいと思う。当施設でも感染予防対策を行っているが、しっかりと行えていない部分もある。「自分は大丈夫」ではなく、他の人の為にしっかりと感染対策を行うようにしていけると良いと思った。”かからない、もちこまない、もちこませない”を常に意識して行動できるように職員へ指導していきたい。万が一発生した場合に備えて個人防護服の着脱の仕方などを早めに指導していく必要があると思う。コロナウィルス発生は全国で広がっており、他人事ではなくなってきている。まだ富岡市での発生が少ない為危機意識があまり持てないかもしれないが、拡大していない今こそしっかりとした感染対策を行う事が今後のコロナウィルス発生を少なくしていくと思う。コロナウィルスは現在第3波として全国的にかなり広がってきている。毎日ニュースでも報道されているが、日々感染者が増加している。群馬県も日々感染者が出ており、いつ自分に関わってくるかわからない為対応方法をしっかり調べて、いざという時に対応できるようにしていかなくてはいけないと思った。半数以上が無症状だったり軽い症状で済んでしまうが、5-10%が重症化し命の危険がある。自分や家族がその10%になった時に後悔しても遅いので、まずはしっかりと感染対策を行い感染しないようにしていく必要がある。コロナが流行してから約1年。情報が多くなり、コロナに対する反応が鈍くなっていると思う。特に富岡は感染者も少ない為他人事になりやすい。しかし確実にコロナは周囲に広がっている為再度危機意識をしっかり持っていきたいと思う。」※一部抜粋

 

管理者⑤「今、新型コロナウィルスは世界で大問題となっている。毎日のニュースでも日々の感染者数が増加傾向にある。今回の研修で、病院での対応状況も深刻化している事や、モデルの分析で過半数が無症状ないし発症前の感染者から感染している可能性があることがわかった。日本は手軽にPCR検査もできる環境下ではあるが、一人一人の予防意識が低いせいか都市部での感染増加が止まらない現状がある。病原体の性質を知ると共に標準予防策は取り入れ継続していきたい。当施設も玄関前に手洗い場の設置や館内にウイルスの除去に効果のあるといわれる空気洗浄機を多数導入した。外部、内部からの菌持ち込み持ち出し防止にとても効果がある。感染拡大予防対策としての環境作りと共に自分も含め、一人一人の感染予防への意識を高めていきたい。接触感染予防、飛沫感染予防、空気感染予防を常に意識し、感染対策を習慣づけた日常生活に切り替える必要があると強く感じた。」※一部抜粋